「Udemyでコースを出したい。でも、どこから手をつければいいのか分からない」
そう感じているなら、この記事が答えになるはずです。
僕は2015年からオンラインビジネスに取り組み、Udemyではベストセラー講座を複数公開しています。Notion活用術やClaude AIのコースはUdemy Businessにも選出されました。
ただ、最初からうまくいったわけではありません。
初講座はリサーチ不足で売上165ドル。テーマ選びを間違えると、どんなに頑張って作っても売れないと痛感しました。逆に、2本目以降は市場リサーチを徹底したことで、1コースあたり150万円以上の利益を出せるようになっています。
この記事では、その経験をもとにUdemyコースの作り方を7つのステップで解説します。
企画から公開、そして公開後の改善まで。初めてのコース制作で遠回りしないためのロードマップです。

コース制作を体系的に学びたい方へ
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「売れるコースの企画テンプレート」「カリキュラム設計シート」付きです。
全体像:Udemyコース制作の7ステップ
まず、コース制作の全体像を把握しましょう。
Udemyコースの制作プロセスは、大きく7つのステップに分けられます。
- テーマ・ジャンルを決める — 何を教えるか
- カリキュラムを設計する — どう教えるか
- スライド・台本を準備する — 教材を作る
- 撮影環境を整える — 機材とソフトの準備
- 録画・撮影する — コンテンツを収録する
- 編集する — 最低限の品質を確保する
- アップロード・公開する — Udemyに出す
重要なのは、ステップ1〜2が売上の8割を決めるということです。
機材やスキルは後からいくらでも改善できます。
しかし「誰も求めていないテーマ」で作ったコースは、どんなに高品質でも売れません。
だからこそ、企画段階に時間をかけてください。
【ステップ1】売れるテーマ・ジャンルを選ぶ
コース制作で最初にやるべきは「何を教えるか」を決めることです。
ここで失敗すると、すべてが水の泡になります。僕の初講座(売上165ドル)がまさにそうでした。
テーマ選びの基本:「自分の強み × 市場ニーズ」
良いテーマは「自分が教えられること」と「人が学びたいこと」の交差点にあります。
自分のスキルを棚卸しする3つの質問:
- 仕事で人に教えた経験があることは何か?
- 周りの人から「それ、どうやってるの?」と聞かれることは何か?
- お金を払って学んだスキルで、今も使っているものは何か?
Udemyの市場リサーチ4ステップ
教えたいテーマの候補が出たら、次はUdemy上の市場を調べます。
- Udemyで検索 — そのテーマで既存コースが何本あるか確認
- 上位コースの評価数を見る — 受講生数×評価率で市場の大きさを推定
- レビューを読む — 受講生が「何に満足し、何に不満か」をチェック
- 差別化ポイントを見つける — 既存コースにない切り口を考える
レビュー内の不満は宝の山です。「もっと実践的な内容が欲しかった」「最新版の解説がない」といった声は、そのまま差別化のチャンスになります。
避けるべき3つのテーマ選びの失敗
- 市場が小さすぎる — ニッチすぎて受講生が集まらない
- 競合が強すぎる — 人気講師が独占しているレッドオーシャン
- 自分の経験が浅すぎる — 教えるだけの深さがないテーマ

【ステップ2】カリキュラムを設計する
テーマが決まったら、次は「どう教えるか」の設計です。
ここでの設計が、コースの満足度とレビュー評価に直結します。
受講生のゴールを逆算する
まず「このコースを受講した人は、最終的に何ができるようになるか?」を1文で定義します。
例:
「Notionで自分だけのタスク管理システムを構築できるようになる」
「Pythonで簡単なWebスクレイピングができるようになる」
このゴールから逆算して、必要なステップを分解していくのが設計の基本です。
6セクション構成テンプレート
僕が実際に使っているカリキュラムの型です。
| セクション | 内容 | 目安時間 |
|---|---|---|
| 1. イントロダクション | コースの全体像、ゴールの提示、自己紹介 | 5-10分 |
| 2. 基礎知識 | 前提となる知識や概念の説明 | 15-30分 |
| 3. 実践パート① | 基本操作・手順のハンズオン | 30-60分 |
| 4. 実践パート② | 応用操作・実践的なプロジェクト | 30-60分 |
| 5. 応用・Tips | プロのコツ、効率化テクニック | 15-30分 |
| 6. まとめ・次のステップ | 振り返り、ボーナスコンテンツ、CTA | 5-10分 |
合計で2〜4時間のコースが、Udemyでは最も売れやすいボリュームです。
Udemyの審査基準を意識する
Udemyにはコースの品質審査があります。設計段階から以下を意識しましょう。
- 最低5レクチャー、30分以上のコンテンツ
- 各レクチャーは2〜20分に収める(長すぎると離脱される)
- 実践的なコンテンツが含まれていること(座学だけはNG)
- レクチャータイトルは具体的に(「パート1」ではなく「Notionのデータベースを作成する」)
【ステップ3】スライド・台本を準備する
カリキュラムが固まったら、各レクチャーの教材を作ります。
Udemyのコースには主に2つの撮影スタイルがあります。
| スタイル | 特徴 | 向いている内容 |
|---|---|---|
| スクリーンキャスト | PC画面を録画しながら解説 | ソフトウェア操作、プログラミング |
| スライドプレゼン | スライドを表示しながら解説 | 概念説明、理論、フレームワーク |
どちらの場合も、スライド資料と台本(または話す内容のメモ)が必要です。
スライド作成の3つのルール
- 1スライド1メッセージ — 情報を詰め込みすぎない
- 文字は大きく — 最低45px以上(スマホでも読める)
- 解像度は1920×1080 — Udemyの推奨設定
ツールはCanvaで十分です。テンプレートを使うだけでプロ並みのスライドが作れます。
台本はどこまで書くべきか?
台本のレベルは3段階あります。
- フル台本 — 一言一句書く。初心者向け。ただし棒読みに注意
- 箇条書きメモ — キーポイントだけ書く。中級者向け。自然な話し方になりやすい
- スライドのみ — スライドを見て即興で話す。上級者向け
初コースなら箇条書きメモがおすすめです。完璧な台本を書いても、読み上げると不自然になりがちだからです。
【ステップ4】撮影環境を整える
ここで伝えたいことは1つだけです。
音声が最も重要。映像は二の次。
受講生が最もストレスを感じるのは、聞き取りにくい音声です。画質が多少荒くても学習には支障がありませんが、音声にノイズが入っていると離脱の原因になります。
予算別のおすすめ機材構成
1万円以下(最小構成):
- USBマイク(Blue snowball)
- 無料録画ソフト(OBS Studio)
- 手持ちのPC
3万円前後(推奨構成):
- コンデンサーマイク(Blue Yeti) — 約20,000円
- ポップガード — 約1,000円
- マイクアーム — 約3,000円
- 照明(リングライト) — 約3,000円
高い機材を最初から揃える必要はありません。
まずは1万円以下で始めて、2本目以降で投資していく方が合理的です。
録画ソフトの選び方
スクリーンキャスト形式なら、以下がおすすめです。
- OBS Studio(無料) — 高機能だが設定が少し複雑
- Camtasia(有料) — 録画と編集が一体化
- QuickTimePlayer(無料) — Macの標準搭載ソフト
僕はMacに標準搭載されているQuickTimePlayerを使っています。無料で十分な品質が得られます。

【ステップ5】録画・撮影する
機材が揃ったら、いよいよ録画です。
ここで最も大切なマインドセットがあります。
「完璧を目指すな。完成を目指せ」
初コースの録画で完璧を求めると、永遠に完成しません。
言い間違いは編集でカットできます。まずは全レクチャーを録り切ることを最優先にしてください。
録画前の準備チェックリスト
- デスクトップの通知をオフにする
- 不要なアプリを閉じる
- マイクの入力レベルを確認する
- 録画解像度が1920×1080になっているか確認
スクリーンキャストのコツ
画面操作を録画する場合の実践的なコツです。
- マウスカーソルはゆっくり動かす — 速すぎると受講生が追えない
- 操作の前に「これからやること」を宣言する — 「次に、設定画面を開きます」
- 沈黙を恐れない — 操作中の2〜3秒の間は自然
- 1レクチャーは10分以内 — 長すぎたら分割する
話し方のコツ
- 友人に教えるようなトーンで話す
- 専門用語を使ったら必ず説明を添える
- 「えーっと」「あのー」は編集でカットすればOK
- 1文を短くする(だらだら長く話さない)
【ステップ6】動画を編集する
録画が終わったら編集です。
ここで安心してほしいのは、Udemyの講座に凝った編集は不要ということです。
YouTubeの動画とは違い、学習コンテンツに派手なテロップやBGMは必要ありません。
最低限やるべき3つの編集
- 不要部分のカット — 言い間違い、長い沈黙、「えーっと」の除去
- 音声の調整 — ノイズ除去と音量の均一化
- 書き出し設定 — MP4形式、1080p、音声128kbps以上
この3つだけで、Udemyの品質基準は十分クリアできます。
おすすめの編集ソフト
- DaVinci Resolve(無料) — プロ仕様だが無料版で十分
- iMovie(Mac無料) — 最もシンプル
- Camtasia(有料) — 録画と編集が一体
初心者にはDaVinci Resolveをおすすめします。
無料とは思えないほど高機能で、Udemyの編集には十分すぎる性能です。
【ステップ7】アップロードして公開する
編集が終わったら、いよいよUdemyに公開します。
アップロードの流れ
- Udemy講師ダッシュボードで「コースを作成」
- コースの基本情報を入力(タイトル、サブタイトル、説明文)
- カリキュラム構成を設定(セクション → レクチャーの順番)
- 動画ファイルをアップロード
- コース画像(サムネイル)を設定
- 価格を設定
- 審査に提出
売れるコースタイトルの付け方
タイトルはSEO的にも売上的にも重要です。
良い例:
「【2026年版】Notion完全マスター|初心者から上級者まで使えるタスク管理術」
ポイント:
- メインキーワードを前半に配置する
- 対象者を明確にする(初心者向け等)
- 年号を入れて最新感を出す
- ベネフィットを含める
コース説明文のテンプレート
Udemyのコースページに表示される説明文は、受講生の購入判断に直結します。
- 1行目で「誰のための、どんなコースか」を宣言
- 受講後に得られるスキル・成果を箇条書き
- カリキュラムの概要
- 講師の実績・資格
- 「このコースが向いている人」「向いていない人」
審査のポイント
Udemyの審査では主に以下がチェックされます。
- 音声品質(ノイズ、音量の均一性)
- 映像品質(解像度、視認性)
- コンテンツの充実度(最低30分)
- プロモーション目的のみのコンテンツでないこと
審査は通常1〜2営業日で完了します。リジェクトされた場合も、具体的なフィードバックが来るので修正して再提出すれば大丈夫です。
公開後にやるべきこと
コースを公開したら終わりではありません。ここからが本当のスタートです。
初期レビューを獲得する
Udemyではレビュー数と評価がランキングに影響します。最初のレビューを獲得するために、以下の方法を活用しましょう。
- 無料クーポンを発行 — 知人やSNSフォロワーに配布して最初の受講生を集める
- 講師プロモーションリンク — 自分のリンク経由なら売上の97%が取り分
- ボーナスレクチャー — コース最後にレビュー依頼を自然に組み込む
受講生のフィードバックを活かす
公開後に届くQ&Aやレビューは、コース改善の宝庫です。
- 「分かりにくかった」というレビュー → 該当レクチャーを補足・再録画
- よくある質問 → 追加レクチャーとして収録
- 「もっと知りたい」という要望 → 次のコースのネタ
こうした改善を積み重ねることで、評価が上がり、さらに売れるようになります。
2本目のコースを計画する
Udemyでの収益を安定させるコツは、コースを複数持つことです。
1コースだけに依存すると、セール時期や市場変動の影響を大きく受けます。同じジャンルで入門編・中級編・応用編と展開したり、関連テーマのコースを増やしていくのが王道の戦略です。
コース制作をもっと効率的に進めたい方へ
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- 📹 コース制作の全プロセス解説動画(19分)
- 📋 売れるコースの企画テンプレート
- 🏅 Udemy Business採用の条件ガイド
- ⭐ レビュー獲得チェックリスト
よくある質問
- コース制作にどれくらい時間がかかりますか?
-
初めてのコースで2〜4週間が目安です。企画に1週間、スライド・台本の準備に1週間、録画・編集に1〜2週間。2本目以降は慣れてくるので、1〜2週間で作れるようになります。
- 顔出しは必要ですか?
-
必要ありません。Udemyで最も多い撮影スタイルはスクリーンキャスト(画面録画+音声のみ)です。僕のコースも顔出しなしで、ベストセラーを獲得しています。
- どんなジャンルが売れますか?
-
IT・プログラミング、ビジネス、デザイン、マーケティング関連が特に強いです。ただし「自分の強み × 市場ニーズ」の交差点を見つけることが最も重要です。
- 機材にいくらかかりますか?
-
USBマイク1本と無料ソフトがあれば始められます。こだわるなら3万円前後で十分な環境が整います。
- 審査に落ちたらどうすればいいですか?
-
具体的なフィードバックが届くので、指摘事項を修正して再提出すれば大丈夫です。
音声品質に関する指摘が最も多いので、録画前のマイクテストを忘れずに。 - Udemy以外のプラットフォームも使うべきですか?
-
まずはUdemyに集中することをおすすめします。Udemyは集客力が圧倒的に強く、自分で受講生を集める必要がありません。実績ができてから、自社プラットフォームへの展開を検討しましょう。
まとめ:まずは1本、完成させよう
Udemyコースの作り方を7つのステップで解説しました。
- テーマ・ジャンルを選ぶ — 「自分の強み × 市場ニーズ」の交差点を見つける
- カリキュラムを設計する — 受講生のゴールから逆算する
- スライド・台本を準備する — 1スライド1メッセージを徹底
- 撮影環境を整える — 音声品質が最優先
- 録画・撮影する — 完璧より完成を目指す
- 編集する — カット、ノイズ除去、音量調整の3つだけ
- アップロード・公開する — タイトルと説明文で差がつく
最も大切なのは「完璧を目指さないこと」です。
初コースは80点で十分。公開後にフィードバックを受けて改善していけばいいのです。コースを1本も出していない人と、80点でも1本出している人では、天と地の差があります。
まずは最初の1本を完成させてください。

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