僕がUdemy出した初コースの売上はわずか165ドルでした。
「え、これだけ?」と思ったのを今でも覚えています。
何十時間もかけてコースを作り、やっとの思いで公開したのに、結果はそれだけ。
コースの作り方は調べたけれど、「出した後にどう売るか」なんて一切考えていなかったんです。
そこから僕は、Udemyの売上構造を一から学び直しました。
プロモーションの仕組みを理解し、レビュー獲得に力を入れ、外部からの集客導線を少しずつ作っていった。
その結果、今では1コースあたり150万円以上の利益が出るものも生まれ、Notion活用術やClaude AIのコースはUdemy Businessにも選出されています。
165ドルから150万円へ変わったのはコースの質ではなく、マーケティングへの理解と実践でした。
この記事では、Udemyで売上を伸ばすために僕が学び、実践してきたマーケティング戦略のすべてを解説します。
価格設定、クーポン活用、レビュー獲得、ボーナスレクチャー、外部集客、そしてUdemy Business。
コースはあるのに売上が伸びないと悩んでいる方に、具体的な打ち手を届けたいと思います。

まず知っておくべき、Udemyの売上構造
Udemyで売上を伸ばそうと思ったら、最初にやるべきことは施策の実行ではありません。
売上がどこから、どういう仕組みで発生するのかを理解することです。
ここを飛ばして「とにかくSNSで宣伝しよう」「セールに参加すればいいんでしょ」と動くと、努力のわりに成果が出ない状態に陥ります。
Udemyの売上は、大きく3つのチャネルから成り立っています。
まずオーガニック。
Udemy内の検索やおすすめ経由で受講生がコースを見つけて購入するパターンです。
講師が何もしなくても売上が発生する一方、取り分は37%だけです。
Udemyが集客してくれるかわりに、収益の大半をプラットフォームが持っていく構造です。
次に講師プロモーション。
これは自分専用のプロモーションリンクやクーポンを使って、自力で販売するチャネルです。
ここで売れた場合の取り分は97%です。
同じ1,200円の売上でも、オーガニック経由なら444円、講師プロモーション経由なら1,164円が手元に残ります。
この差を理解しているかどうかで、年間の収益は何十万円も変わってきます。
そしてUdemy Business。
企業向けのサブスクリプションサービスで、選ばれたコースがカタログに掲載されると、法人ユーザーの視聴時間に応じて収益が入ります。自分で営業する必要がなく、毎月安定した収入が入ってくるのが魅力です。
僕が165ドルしか稼げなかったのは、この構造を全く理解せず、オーガニック頼み(しかもニーズが少ないジャンル)で放置していたからです。
「ニーズの高いジャンル+外部チャネルの集客」を取り入れた結果、売上は大きく変わりました。
Udemyのアルゴリズムが見ているもの
オーガニック売上を伸ばすには、Udemy内の検索で上位に表示される必要があります。
Udemyは検索アルゴリズムの詳細を公開していませんが、僕が複数のコースを運営してきた感覚では、レビューの数と評価、受講生数、コースの完了率、Q&Aへの対応スピードが大きく影響していると感じます。
ちなみにUdemy Businessの講師向けの公式動画でも似たようなことを言っていたのでほぼ合っていると思います。
つまり結局のところ、良いコースを作り、受講生と丁寧にコミュニケーションを取り、レビューをしっかり集めている講師のコースが上位に来る。
テクニック以前に、当たり前のことを当たり前にやれるかどうかが問われている印象です。
「売れない時期」はほぼ全員が経験する
もう一つ伝えておきたいのは、コースを公開してすぐに売れないのは異常ではなく、普通のことだということです。
僕も何も考えずに出した初コースはほぼ売れませんでした。
レビューがゼロの状態では、いくらコースの内容が良くても受講生は「この講師、大丈夫かな?」と不安になります。
レビューがないから売れない、売れないからレビューが集まらない。
この「ゼロの壁」はほぼ全員が経験するものです。
だからこそ、公開後のマーケティング施策が重要になる。
ここからその具体的な戦略を解説していきます。
価格設定の考え方と、売れないときに疑うべきポイント
コースが売れないとき、まず「価格が高すぎるのかな」と考える講師は多いです。
確かに価格は売上に影響しますが、それだけが原因であることはほとんどありません。
セール前提で価格を設計する
Udemyの価格設定で理解しておくべきなのは、定価で買う受講生はほぼいないという現実です。
Udemyは年に何度も大規模セールを実施しており、多くの受講生は1,200〜2,400円程度のセール価格で購入します。
だからといって最初から安い定価をつけるのは得策ではありません。
定価を高めに設定しておくと、セール時に「90%オフ」のような大幅割引の表示ができ、受講生にとっての心理的なお得感が大きくなります。
定価は「セール時の値引き幅」を見せるためのアンカーだと考えてください。
売れないコースの5つの共通パターン
僕が相談を受けてきた中で、売れないコースには共通点があります。
テーマ選びの段階で需要がないジャンルを選んでしまっている
タイトルに検索されるキーワードが入っていない
サムネイルが検索結果の中で埋もれてクリックされない
レビューが少なくて信頼されない
セール時の価格戦略が適切でない
この5つのうち、どれか一つでも当てはまっていると売上は伸び悩みます。
逆に言えば、一つずつ潰していけば確実に改善するということです。
僕自身、過去にタイトルとサムネイルを変えただけで売上が倍増したコースがあります。
「コースの中身を作り直さなきゃダメかも」と重く考えがちですが、案外、外側の見せ方だけで大きく変わることもあるんです。

プロモーション・クーポンを使いこなす
Udemyのマーケティング戦略の中で、最もコスパが高い施策がプロモーションとクーポンの活用です。
ここをやるかやらないかで、収益が2倍も3倍も変わってきます。
97%の取り分を取りに行く
繰り返しになりますが、講師プロモーションリンク経由の取り分は97%です。
Udemyがオーガニックで集客してくれた場合の37%と比較すると、同じ1本の売上で手元に残る額が全然違います。
僕はコースを公開するたびに、まず講師プロモーションリンクを発行します。
そしてそのリンクを自分のメルマガやブログで共有する。
これだけで、Udemyのオーガニックに頼りっぱなしの講師と比べて、収益は2〜3倍の差がつきます。
無料クーポンでゼロの壁を突破する
先ほど触れた「レビューゼロの壁」を乗り越えるために有効なのが、無料クーポンの戦略的な配布です。
Udemyでは毎月一定数の無料クーポンを発行できます。
コース公開直後に、知人やコミュニティのメンバー、メルマガ読者に配布して受講してもらい、正直なレビューをお願いする。
「高評価をつけて」のような依頼は絶対NGです。
「率直な感想を書いてもらえたら嬉しい」とお願いするだけです。
最初の5〜10件のレビューが集まると、Udemy内の検索結果にも表示されやすくなり、そこからオーガニックの売上が動き始めます。
この初動をいかに早く作れるかが、その後の売上曲線を大きく左右します。

レビューを増やして信頼を積み上げる
Udemyにおいて、レビューは売上に最も直結する要素だと僕は考えています。
購入を検討している受講生が最終的に「買おう」と決めるのは、コースの説明文を読んだときではなく、レビューを読んだときです。これは僕自身が受講生として300コース以上を購入してきたからこそ感じる部分です。
「わかりやすかった」「実践的だった」という他の受講生の声が、背中を押してくれる。
さらにレビューの数と評価はUdemyのアルゴリズムにも影響するので、検索順位やおすすめへの表示にも関わってきます。
レビューを自然に集める仕組み
僕がレビュー獲得でやっていることは、大きく3つあります。
一つ目は、先ほどの無料クーポン配布。
公開直後の初期レビューはこの方法で集めます。
二つ目は、コース最終セクションのボーナスレクチャーでの依頼。
コースを最後まで受講してくれた人は、内容に一定の満足感を持っている状態です。
そのタイミングで「このコースが役に立ったなら、レビューで教えてもらえると嬉しいです」とソフトにお願いする。受講完了直後は熱量が高いので、レビュー投稿率も自然と上がります。
三つ目は、Q&Aへの丁寧な対応。
受講中の質問に素早く回答していると、「この講師はちゃんとサポートしてくれる」という安心感が生まれます。
その安心感がそのままレビューに反映されることが多いです。
僕は24時間以内の回答を心がけていますが、内容が手厚いほど丁寧なレビューに書いてもらえる傾向があります。
ネガティブレビューとの向き合い方
避けて通れないのがネガティブレビューです。正直、書かれると落ち込みます。
でも僕は今では、ネガティブレビューこそ最大の改善ヒントだと思っています。
「説明がわかりにくい」と書かれたら、実際にそのセクションを見直して補足レクチャーを追加する。
「音声が聞きにくい」なら、機材やマイク設定を改善して撮り直す。
そしてレビューに「ご指摘ありがとうございます。〇〇を改善しました」と返信する。
この対応を見た他の受講生は、「この講師はフィードバックを真摯に受け止めて改善してくれるんだ」と感じます。
結果として、ネガティブレビュー1件がきっかけで、コース全体の信頼度が上がることもあるんです。

ボーナスレクチャーを「おまけ」で終わらせない
Udemyのコース最終セクションに設置できるボーナスレクチャー。
ここに「特に何も入れてない」とか「URLだけ貼ってある」という講師が結構いますが、すごくもったいないです。
ボーナスレクチャーは、Udemy上で唯一、外部リンクを掲載できる場所です。
つまり、受講生をUdemyの外に連れ出せる唯一の出口。ここを活用しない手はありません。
僕はボーナスレクチャーを、受講生との関係を継続するための起点として使っています。
メルマガやLINE公式への登録を案内し、そこから次のコースの先行案内やクーポンを届ける。
あるいは自分の他のUdemyコースを講師プロモーションリンク付きで紹介する。
97%の取り分で自分の受講生に直接リーチできるわけですから、これほど効率の良い販売チャネルはありません。
さらに、先述のとおりレビュー依頼をここで行うのもおすすめです。
コースを最後まで見てくれた受講生は、いわば「最も満足度が高い状態」にいます。
その瞬間に自然な形でレビューをお願いすることで、投稿率は格段に上がります。
ボーナスレクチャーは、単なるおまけではなく、次の売上につなげるための最重要セクションです。

外部集客で97%チャネルを育てる
ここまでUdemy内でできる施策を中心に解説してきましたが、収益を本気で最大化したいなら外部集客は避けて通れません。
理由はシンプルで、外部から自分のプロモーションリンク経由で送客すれば取り分は97%だからです。
Udemyが勝手に売ってくれるのを待つ(37%)のと、自分で集客して売る(97%)のとでは、同じ受講生数でも収益が全く違ってきます。
僕が実際にやっている集客の流れ
僕のメインの集客チャネルはブログとメルマガです。
まず、このブログでUdemy講師や副業に関する記事を書いて、SEOで検索流入を獲得します。
記事を読んでくれた人に対して、無料動画やテンプレートなどの特典をつけてメルマガ登録を案内する。
メルマガでは定期的に有益な情報を届けながら信頼関係を構築し、新コースを公開したタイミングで講師プロモーションリンク付きの案内を送る。
この流れで売れた場合、取り分は97%です。
さらに、メルマガ読者はすでに僕の情報に価値を感じてくれている人たちなので、成約率も高い。
外部集客は最初の仕組み作りに時間がかかりますが、一度回り始めると最も費用対効果の高いチャネルになります。
noteに記事を書いてUdemyコースへ誘導したり、Xで情報発信して認知を広げたりする方法もあります。
ただ、すべてを同時にやる必要はありません。
まずは自分に合った1つのチャネルに集中して、そこで結果を出すことが大事です。
僕は資産として積み上がるチャネルに絞って活用するようにしています。/

Udemy Businessで安定収益を手に入れる
Udemy Businessは、Udemyの法人向けサブスクリプションサービスです。
企業が契約し、社員がカタログ内のコースを受講し、その視聴時間に応じて講師に報酬が分配される仕組みです。
僕のコースが2つUdemy Businessに選ばれたのは、正直なところ予想外でした。
特別な申請をした覚えはなく、気がついたら選出のメールが届いていたんです。
選ばれてからは、個人の受講生からの売上に加えて、法人からの収益が毎月安定して入るようになりました。
自分で法人営業をする必要もなく、Udemyが企業に販売してくれるので、勝手に収入が倍増した感覚です。
Udemy Businessに選ばれるための条件は公開されていないので、狙いに行くのは正直難しいです。
でも傾向としては、企業が社員研修で導入しやすいジャンルだろうなと思います。ビジネスツールやITスキルとか。
そしてコースの品質と網羅性を高く保つこと。
中途半端な内容や短すぎるコースは選ばれにくい印象です。
レビュー評価は4.5以上を目安に、定期的にコースを更新して最新の情報を反映させることも意識しています。
コースを公開していれば自動的に審査対象になるので、まずは目の前のコースを全力で作り込むことが、結果的にUdemy Business選出への最短ルートだと感じています。

よくある質問
- コース公開後どれくらいで売上が出ますか?
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テーマや競合状況によりますが、最初の売上が出るまでに1〜3ヶ月かかることは珍しくありません。
ただ、公開直後にプロモーション活動(無料クーポン配布、メルマガでの告知など)を行えば、もっと早く結果が出ることもあります。焦らず、この記事の施策を一つずつ積み上げていくことが大切です。
- 無料コースも出すべきですか?
-
基本的には有料コースに集中することをおすすめします。
無料コースは認知拡大には使えますが、無料で受講した人はレビューを書いてくれる率が低い傾向にあります。それよりも、有料コースの無料クーポンを戦略的に配布するほうが、レビュー獲得と収益化の両立がしやすいです。
- Udemyのセールにはどう向き合えばいいですか?
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セールには積極的に参加してください。
セール期間中はUdemy全体のトラフィックが急増するので、普段より多くの受講生にコースを見てもらえるチャンスです。セールの波に自分のプロモーション活動を重ねることで、売上の山を大きくできます。
- マーケティングとコース制作、どちらに時間をかけるべきですか?
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どちらも必要ですが、フェーズによってバランスを変えるのがおすすめです。
最初の1〜2コースは制作8割、マーケティング2割。コースの数が増えるほどマーケティングに力を入れる価値が出てきます。良いコースがなければマーケティングは空振りしますが、マーケティングなしでは良いコースも人の目に触れません。
- Udemy以外のプラットフォームも使うべきですか?
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まずはUdemyで実績を作ることを最優先にしてください。
Udemyは世界最大級のオンラインコースマーケットプレイスで、集客力が圧倒的です。自分で受講生を集める必要がないというのは、特に初期段階ではとてつもなく大きなメリットです。Udemyで安定して売れるようになったら、そこから自社プラットフォームへの展開を検討するのが現実的な順序です。
- ボーナスレクチャーは必ず作るべきですか?
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絶対に作ってください。
Udemyで唯一、外部リンクを貼れる場所であり、受講生との関係を継続するための生命線です。メルマガ登録の案内、他コースの紹介、レビュー依頼。作らないのは、長期的にも大きな機会損失です。
まとめ:コースを出してからが本当の勝負
Udemyで売上を伸ばすためのマーケティング戦略を、僕の経験をもとに解説してきました。
正直に言うと、僕が初コースで165ドルしか稼げなかったのは、「良いコースを作れば勝手に売れる」と思っていたからです。
でも現実は違いました。
Udemyには何万ものコースがあり、公開しただけでは埋もれてしまう。
売上を伸ばすには、コースの公開後にやるべきことがある。
それが今日お話しした内容です。
- 売上構造を理解して、自分のコースの現状を正しく把握する。
- 価格設定やタイトル、サムネイルなど改善できる要素を見直す。
- プロモーションリンクとクーポンを活用して97%の取り分を確保する。
- レビューを地道に集めて信頼を積み上げる。
- ボーナスレクチャーで受講生との関係を続ける。
- 余力が出てきたら、ブログやメルマガで外部集客の仕組みを作る。
- そしてUdemy Businessに選ばれるようなコース品質を維持する。
全部を一度にやる必要はありません。今日できることを一つ始めてください。
僕もそうやって一つずつ積み上げてきた結果が、今の売上につながっています。


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