Udemyコースの作り方完全ロードマップ|企画から公開まで7ステップ

「Udemyでコースを出したい。でも、どこから手をつければいいのか分からない」

そう感じているなら、この記事が答えになるはずです。

僕は2015年からオンラインビジネスに取り組み、Udemyではベストセラー講座を複数公開しています。Notion活用術やClaude AIのコースはUdemy Businessにも選出されました。

ただ、最初からうまくいったわけではありません。

初講座はリサーチ不足で売上165ドル。テーマ選びを間違えると、どんなに頑張って作っても売れないと痛感しました。逆に、2本目以降は市場リサーチを徹底したことで、1コースあたり150万円以上の利益を出せるようになっています。

この記事では、その経験をもとにUdemyコースの作り方を7つのステップで解説します。

企画から公開、そして公開後の改善まで。初めてのコース制作で遠回りしないためのロードマップです。

コース制作を体系的に学びたい方へ

この記事の内容をさらに深掘りした無料動画(19分)とテンプレートを用意しました。
「売れるコースの企画テンプレート」「カリキュラム設計シート」付きです。

目次

全体像:Udemyコース制作の7ステップ

まず、コース制作の全体像を把握しましょう。

Udemyコースの制作プロセスは、大きく7つのステップに分けられます。

  1. テーマ・ジャンルを決める — 何を教えるか
  2. カリキュラムを設計する — どう教えるか
  3. スライド・台本を準備する — 教材を作る
  4. 撮影環境を整える — 機材とソフトの準備
  5. 録画・撮影する — コンテンツを収録する
  6. 編集する — 最低限の品質を確保する
  7. アップロード・公開する — Udemyに出す

重要なのは、ステップ1〜2が売上の8割を決めるということです。

機材やスキルは後からいくらでも改善できます。
しかし「誰も求めていないテーマ」で作ったコースは、どんなに高品質でも売れません。

だからこそ、企画段階に時間をかけてください。

【ステップ1】売れるテーマ・ジャンルを選ぶ

コース制作で最初にやるべきは「何を教えるか」を決めることです。

ここで失敗すると、すべてが水の泡になります。僕の初講座(売上165ドル)がまさにそうでした。

テーマ選びの基本:「自分の強み × 市場ニーズ」

良いテーマは「自分が教えられること」と「人が学びたいこと」の交差点にあります。

自分のスキルを棚卸しする3つの質問:

  • 仕事で人に教えた経験があることは何か?
  • 周りの人から「それ、どうやってるの?」と聞かれることは何か?
  • お金を払って学んだスキルで、今も使っているものは何か?

Udemyの市場リサーチ4ステップ

教えたいテーマの候補が出たら、次はUdemy上の市場を調べます。

  1. Udemyで検索 — そのテーマで既存コースが何本あるか確認
  2. 上位コースの評価数を見る — 受講生数×評価率で市場の大きさを推定
  3. レビューを読む — 受講生が「何に満足し、何に不満か」をチェック
  4. 差別化ポイントを見つける — 既存コースにない切り口を考える

レビュー内の不満は宝の山です。「もっと実践的な内容が欲しかった」「最新版の解説がない」といった声は、そのまま差別化のチャンスになります。

避けるべき3つのテーマ選びの失敗

  • 市場が小さすぎる — ニッチすぎて受講生が集まらない
  • 競合が強すぎる — 人気講師が独占しているレッドオーシャン
  • 自分の経験が浅すぎる — 教えるだけの深さがないテーマ

【ステップ2】カリキュラムを設計する

テーマが決まったら、次は「どう教えるか」の設計です。

ここでの設計が、コースの満足度とレビュー評価に直結します。

受講生のゴールを逆算する

まず「このコースを受講した人は、最終的に何ができるようになるか?」を1文で定義します。

例:
「Notionで自分だけのタスク管理システムを構築できるようになる」
「Pythonで簡単なWebスクレイピングができるようになる」

このゴールから逆算して、必要なステップを分解していくのが設計の基本です。

6セクション構成テンプレート

僕が実際に使っているカリキュラムの型です。

セクション内容目安時間
1. イントロダクションコースの全体像、ゴールの提示、自己紹介5-10分
2. 基礎知識前提となる知識や概念の説明15-30分
3. 実践パート①基本操作・手順のハンズオン30-60分
4. 実践パート②応用操作・実践的なプロジェクト30-60分
5. 応用・Tipsプロのコツ、効率化テクニック15-30分
6. まとめ・次のステップ振り返り、ボーナスコンテンツ、CTA5-10分

合計で2〜4時間のコースが、Udemyでは最も売れやすいボリュームです。

Udemyの審査基準を意識する

Udemyにはコースの品質審査があります。設計段階から以下を意識しましょう。

  • 最低5レクチャー、30分以上のコンテンツ
  • 各レクチャーは2〜20分に収める(長すぎると離脱される)
  • 実践的なコンテンツが含まれていること(座学だけはNG)
  • レクチャータイトルは具体的に(「パート1」ではなく「Notionのデータベースを作成する」)

カリキュラム設計を詳しく見る

【ステップ3】スライド・台本を準備する

カリキュラムが固まったら、各レクチャーの教材を作ります。

Udemyのコースには主に2つの撮影スタイルがあります。

スタイル特徴向いている内容
スクリーンキャストPC画面を録画しながら解説ソフトウェア操作、プログラミング
スライドプレゼンスライドを表示しながら解説概念説明、理論、フレームワーク

どちらの場合も、スライド資料と台本(または話す内容のメモ)が必要です。

スライド作成の3つのルール

  1. 1スライド1メッセージ — 情報を詰め込みすぎない
  2. 文字は大きく — 最低45px以上(スマホでも読める)
  3. 解像度は1920×1080 — Udemyの推奨設定

ツールはCanvaで十分です。テンプレートを使うだけでプロ並みのスライドが作れます。

台本はどこまで書くべきか?

台本のレベルは3段階あります。

  • フル台本 — 一言一句書く。初心者向け。ただし棒読みに注意
  • 箇条書きメモ — キーポイントだけ書く。中級者向け。自然な話し方になりやすい
  • スライドのみ — スライドを見て即興で話す。上級者向け

初コースなら箇条書きメモがおすすめです。完璧な台本を書いても、読み上げると不自然になりがちだからです。

スライド・台本の作り方を詳しく見る

【ステップ4】撮影環境を整える

ここで伝えたいことは1つだけです。

音声が最も重要。映像は二の次。

受講生が最もストレスを感じるのは、聞き取りにくい音声です。画質が多少荒くても学習には支障がありませんが、音声にノイズが入っていると離脱の原因になります。

予算別のおすすめ機材構成

1万円以下(最小構成):

  • USBマイク(Blue snowball)
  • 無料録画ソフト(OBS Studio)
  • 手持ちのPC

3万円前後(推奨構成):

  • コンデンサーマイク(Blue Yeti) — 約20,000円
  • ポップガード — 約1,000円
  • マイクアーム — 約3,000円
  • 照明(リングライト) — 約3,000円

高い機材を最初から揃える必要はありません。
まずは1万円以下で始めて、2本目以降で投資していく方が合理的です。

録画ソフトの選び方

スクリーンキャスト形式なら、以下がおすすめです。

  • OBS Studio(無料) — 高機能だが設定が少し複雑
  • Camtasia(有料) — 録画と編集が一体化
  • QuickTimePlayer(無料) — Macの標準搭載ソフト

僕はMacに標準搭載されているQuickTimePlayerを使っています。無料で十分な品質が得られます。

【ステップ5】録画・撮影する

機材が揃ったら、いよいよ録画です。

ここで最も大切なマインドセットがあります。

「完璧を目指すな。完成を目指せ」

初コースの録画で完璧を求めると、永遠に完成しません。
言い間違いは編集でカットできます。まずは全レクチャーを録り切ることを最優先にしてください。

録画前の準備チェックリスト

  • デスクトップの通知をオフにする
  • 不要なアプリを閉じる
  • マイクの入力レベルを確認する
  • 録画解像度が1920×1080になっているか確認

スクリーンキャストのコツ

画面操作を録画する場合の実践的なコツです。

  • マウスカーソルはゆっくり動かす — 速すぎると受講生が追えない
  • 操作の前に「これからやること」を宣言する — 「次に、設定画面を開きます」
  • 沈黙を恐れない — 操作中の2〜3秒の間は自然
  • 1レクチャーは10分以内 — 長すぎたら分割する

画面録画の方法をもっと詳しく

話し方のコツ

  • 友人に教えるようなトーンで話す
  • 専門用語を使ったら必ず説明を添える
  • 「えーっと」「あのー」は編集でカットすればOK
  • 1文を短くする(だらだら長く話さない)

顔出しなしで講座を作る方法

【ステップ6】動画を編集する

録画が終わったら編集です。

ここで安心してほしいのは、Udemyの講座に凝った編集は不要ということです。

YouTubeの動画とは違い、学習コンテンツに派手なテロップやBGMは必要ありません。

最低限やるべき3つの編集

  1. 不要部分のカット — 言い間違い、長い沈黙、「えーっと」の除去
  2. 音声の調整 — ノイズ除去と音量の均一化
  3. 書き出し設定 — MP4形式、1080p、音声128kbps以上

この3つだけで、Udemyの品質基準は十分クリアできます。

おすすめの編集ソフト

  • DaVinci Resolve(無料) — プロ仕様だが無料版で十分
  • iMovie(Mac無料) — 最もシンプル
  • Camtasia(有料) — 録画と編集が一体

初心者にはDaVinci Resolveをおすすめします。
無料とは思えないほど高機能で、Udemyの編集には十分すぎる性能です。

動画編集の詳細ガイドはこちら

【ステップ7】アップロードして公開する

編集が終わったら、いよいよUdemyに公開します。

アップロードの流れ

  1. Udemy講師ダッシュボードで「コースを作成」
  2. コースの基本情報を入力(タイトル、サブタイトル、説明文)
  3. カリキュラム構成を設定(セクション → レクチャーの順番)
  4. 動画ファイルをアップロード
  5. コース画像(サムネイル)を設定
  6. 価格を設定
  7. 審査に提出

売れるコースタイトルの付け方

タイトルはSEO的にも売上的にも重要です。

良い例:
「【2026年版】Notion完全マスター|初心者から上級者まで使えるタスク管理術」

ポイント:

  • メインキーワードを前半に配置する
  • 対象者を明確にする(初心者向け等)
  • 年号を入れて最新感を出す
  • ベネフィットを含める

コース説明文のテンプレート

Udemyのコースページに表示される説明文は、受講生の購入判断に直結します。

  1. 1行目で「誰のための、どんなコースか」を宣言
  2. 受講後に得られるスキル・成果を箇条書き
  3. カリキュラムの概要
  4. 講師の実績・資格
  5. 「このコースが向いている人」「向いていない人」

審査のポイント

Udemyの審査では主に以下がチェックされます。

  • 音声品質(ノイズ、音量の均一性)
  • 映像品質(解像度、視認性)
  • コンテンツの充実度(最低30分)
  • プロモーション目的のみのコンテンツでないこと

審査は通常1〜2営業日で完了します。リジェクトされた場合も、具体的なフィードバックが来るので修正して再提出すれば大丈夫です。

アップロード手順を画像付きで詳しく見る

公開後にやるべきこと

コースを公開したら終わりではありません。ここからが本当のスタートです。

初期レビューを獲得する

Udemyではレビュー数と評価がランキングに影響します。最初のレビューを獲得するために、以下の方法を活用しましょう。

  • 無料クーポンを発行 — 知人やSNSフォロワーに配布して最初の受講生を集める
  • 講師プロモーションリンク — 自分のリンク経由なら売上の97%が取り分
  • ボーナスレクチャー — コース最後にレビュー依頼を自然に組み込む

クーポン・プロモーションの活用術を詳しく見る

受講生のフィードバックを活かす

公開後に届くQ&Aやレビューは、コース改善の宝庫です。

  • 「分かりにくかった」というレビュー → 該当レクチャーを補足・再録画
  • よくある質問 → 追加レクチャーとして収録
  • 「もっと知りたい」という要望 → 次のコースのネタ

こうした改善を積み重ねることで、評価が上がり、さらに売れるようになります。

2本目のコースを計画する

Udemyでの収益を安定させるコツは、コースを複数持つことです。

1コースだけに依存すると、セール時期や市場変動の影響を大きく受けます。同じジャンルで入門編・中級編・応用編と展開したり、関連テーマのコースを増やしていくのが王道の戦略です。

Udemy講師の収入について詳しくはこちら

コース制作をもっと効率的に進めたい方へ

この記事で解説した7ステップを、さらに深掘りした無料動画とテンプレートを用意しました。

  • 📹 コース制作の全プロセス解説動画(19分)
  • 📋 売れるコースの企画テンプレート
  • 🏅 Udemy Business採用の条件ガイド
  • ⭐ レビュー獲得チェックリスト

よくある質問

コース制作にどれくらい時間がかかりますか?

初めてのコースで2〜4週間が目安です。企画に1週間、スライド・台本の準備に1週間、録画・編集に1〜2週間。2本目以降は慣れてくるので、1〜2週間で作れるようになります。

副業での時間の使い方はこちら

顔出しは必要ですか?

必要ありません。Udemyで最も多い撮影スタイルはスクリーンキャスト(画面録画+音声のみ)です。僕のコースも顔出しなしで、ベストセラーを獲得しています。

顔出しなしでUdemy講師をする方法

どんなジャンルが売れますか?

IT・プログラミング、ビジネス、デザイン、マーケティング関連が特に強いです。ただし「自分の強み × 市場ニーズ」の交差点を見つけることが最も重要です。

売れるジャンルの選び方はこちら

機材にいくらかかりますか?

USBマイク1本と無料ソフトがあれば始められます。こだわるなら3万円前後で十分な環境が整います。

予算別の機材ガイドはこちら

審査に落ちたらどうすればいいですか?

具体的なフィードバックが届くので、指摘事項を修正して再提出すれば大丈夫です。
音声品質に関する指摘が最も多いので、録画前のマイクテストを忘れずに。

Udemy以外のプラットフォームも使うべきですか?

まずはUdemyに集中することをおすすめします。Udemyは集客力が圧倒的に強く、自分で受講生を集める必要がありません。実績ができてから、自社プラットフォームへの展開を検討しましょう。

まとめ:まずは1本、完成させよう

Udemyコースの作り方を7つのステップで解説しました。

  1. テーマ・ジャンルを選ぶ — 「自分の強み × 市場ニーズ」の交差点を見つける
  2. カリキュラムを設計する — 受講生のゴールから逆算する
  3. スライド・台本を準備する — 1スライド1メッセージを徹底
  4. 撮影環境を整える — 音声品質が最優先
  5. 録画・撮影する — 完璧より完成を目指す
  6. 編集する — カット、ノイズ除去、音量調整の3つだけ
  7. アップロード・公開する — タイトルと説明文で差がつく

最も大切なのは「完璧を目指さないこと」です。

初コースは80点で十分。公開後にフィードバックを受けて改善していけばいいのです。コースを1本も出していない人と、80点でも1本出している人では、天と地の差があります。

まずは最初の1本を完成させてください。

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