オンライン講座で何を教える?自己分析とスキル棚卸しの具体的方法

オンライン講座を作りたいと思ったとき、多くの人が最初に悩むのが「何を教えればいいのかわからない」という問題です。

「自分なんかに教えられることがあるのかな?」
「みんな知ってることしかできない」

そんな風に思っていませんか?

実は、この考え方自体が大きな勘違いなんです。

適切な自己分析を行うことで、誰でも自分だけの価値あるオンライン講座テーマを見つけることができます。

この記事では、誰でも実践できる自己分析とスキル棚卸しの方法をご紹介します。この記事を読み終える頃には、あなたのオンライン講座テーマの候補がいくつか見つかっているはずです。

目次

オンライン講座テーマ選びで失敗する3つのパターン

パターン1:「特別なスキルじゃないと教えられない」という思い込み

多くの人が「オンライン講座=高度な専門知識が必要」と考えています。

確かに、医師や弁護士のような専門職の知識は価値が高いのは間違いありません。

しかし、Udemyのベストセラー講座を見てみると、Excelの基本操作、プレゼンテーションのコツ、時間管理術、生成AIの活用術など、一見「当たり前」に思える内容が人気を集めています。

大切なのは専門性の高さではなく、「学習者の問題を解決できるかどうか」です。

あなたが普段当たり前にやっていることでも、それを知らない人にとっては価値のある知識なのです。

パターン2:「みんな知ってる」という勘違い

「これって常識だよね」「みんなできて当然でしょ」と思うスキルほど、実は多くの人が求めているかもしれません。

例えば、写真の撮り方ひとつとっても、「いい感じに撮れる人」と「なんだかパッとしない写真しか撮れない人」には大きな差があります。あなたにとっては「ちょっとしたコツ」でも、それを体系的に学びたい人は想像以上に多いものです。

今あなたがこの記事を読んでいるように、知りたいことを検索して目的の記事を見つけることだって「できる人」と「できない人」がいる訳です。

初心者の目線で自分のスキルを見直してみましょう。

パターン3:市場を見ずに自分の好みだけで決める

「自分が好きなことを教えたい」という気持ちは大切ですが、それだけでテーマを決めるのは危険です。

どんなに情熱を注いでも、需要がないテーマでは売上につながりません。

逆に、少し興味がある程度のテーマでも、市場ニーズが高ければ大きな成果を上げられる可能性があります。

自己分析では「できること」「好きなこと」の両方を洗い出し、後の市場リサーチで需要を確認するのが成功への近道です。

自己分析の3つの切り口

切り口1:職業・業務経験から見つける

まずは、あなたの職歴や現在の仕事から教えられることを探してみましょう。

具体的な発見方法:

  • 新人に教えることが多い業務内容
  • 他部署の人から質問されること
  • 効率化のために工夫していること
  • トラブル対応で身につけたスキル

よくある見落としポイント:
多くの人が見落としがちなのが、業務周辺のスキルです。

  • エクセルの便利な関数の使い方
  • タスクを効率的に管理する方法
  • 資料作成の時短テクニック
  • AIで業務効率化をする方法

こういった「仕事の一部」として当たり前にやっていることも、他の業界の人や新社会人にとっては非常に価値のある知識です。

切り口2:趣味・特技・ライフスキルから見つける

仕事以外の経験も、立派なオンライン講座テーマになります。

日常生活の中の教えられること:

  • 料理のレシピやコツ
  • 楽器の演奏方法
  • ガーデニングの始め方
  • 家計管理のノウハウ
  • 子育ての工夫

問題解決経験の価値:
特に注目したいのが、あなたが過去に解決した問題です。

  • ダイエットに成功した方法
  • 人見知りを克服した経験
  • 借金を完済した家計術
  • 転職を成功させた戦略

これらの「困った→解決した」という経験は、同じ悩みを持つ人にとって非常に価値の高いコンテンツになります。

ちなみに僕が2015年頃に初めて作ったコンテンツは、自身の悩み解決から生まれた「筋トレコンテンツ」でした。(今となっては恥ずかしいクオリティでしたが、、、)

切り口3:学習・成長体験から見つける

最近新しく身につけたスキルや知識も、優れた講座テーマになります。

習得プロセス自体が価値になる理由:
専門家が教える内容と、「つい最近覚えた人」が教える内容では、学習者の共感度が大きく異なります。

  • 躓きやすいポイントがわかる
  • 初心者の気持ちに寄り添える
  • 効率的な学習順序を提案できる
  • 「自分にもできそう」と思ってもらえる

初心者目線の価値:
プログラミング、デザイン、語学学習、副業など、あなたが最近チャレンジして成果を出したことはありませんか?

その学習過程で得た「こうすればよかった」「ここで躓いた」という経験は、これから始める人にとって非常に貴重な情報です。

特に最近だと怒涛の勢いで進化する生成AI業界はリアルタイムでの学習体験をシェアしやすいです。

実践的な棚卸し手順(5ステップ)

ステップ1:経験リストの作成

紙またはスマホのメモアプリに、思いつく限りの経験を書き出してください。

書き出す項目:

  • 職歴・業務内容
  • 趣味・特技
  • 資格・勉強したこと
  • 解決した問題・困った経験
  • よく人に相談されること

この段階では質より量。「これは大したことない」と思わず、できるだけ多く書き出しましょう。

ステップ2:深掘り質問

ステップ1で書き出した各項目に対して、以下の質問を投げかけてみてください。

  • これを教えるとしたら、どんな人が対象になる?
  • この経験で一番価値があると思うのはどの部分?
  • 同じことで困っている人はどれくらいいそう?
  • 自分なりの工夫やコツはある?

ステップ3:周りの人の意見を聞く

家族や友人、同僚に以下のような質問をしてみましょう。

  • 「私の○○ってスキル、価値あると思う?」
  • 「私によく相談してくることって何だっけ?」
  • 「私が得意だと思うことって何?」

自分では気づかない強みを発見できることがあります。

ステップ4:市場性の初期チェック

候補が出てきたら、簡単に市場性をチェックしてみましょう。

  • Googleで「○○ やり方」「○○ 方法」と検索
  • Udemyで関連講座を検索
  • YouTubeで関連動画の再生回数をチェック

詳細な市場調査は次のステップでも行いますが、まったく需要がなさそうなテーマは避けたほうが無難です。

ステップ5:優先順位をつける

以下の基準で自分なりに点数をつけ、優先順位を決めましょう。

評価基準(各5点満点):

  • 自分の経験・知識の深さ
  • 教えることへの情熱・興味
  • 市場ニーズの大きさ(ライバルの有無を判断軸にしてもOK)
  • 他との差別化しやすさ

合計点が高いものから、3つ程度に絞り込みます。

よくある質問と解決法

Q:「本当に需要があるか分からない」

A:この段階では「絶対に需要がある」と確信する必要はありません。

自己分析の目的は、あなたの可能性を最大限に洗い出すことです。

需要の詳細な検証は、次の市場リサーチの段階で行います。

今は「これなら教えられそう」という候補をできるだけ多く見つけることに集中しましょう!

(僕の場合、1週間くらいしか触ってない「ベースの弾き方」とかも書き出してました)

Q:「専門性が足りないのでは?」

A:オンライン講座に求められるのは「学位」や「何十年の経験」ではありません。

重要なのは、学習者の問題を解決できるかどうかです。

1年の経験でも、体系的にまとめて伝えることができれば、これから始める人にとって価値のある講座になります。

「専門家」ではなく「少し先を歩く先輩」として教えるスタンスで十分です。

Q:「競合が多すぎる」

A:競合が多いということは、それだけ需要があるということでもあります。

大切なのは競合の数ではなく、あなたならではの切り口や体験談を盛り込めるかどうかです。

・ChatGPTの基礎マスター講座
・ChatGPTのブログライティング
・ChatGPTで業務効率化
・ChatGPTを使った画像生成
・ChatGPTでアプリ開発する方法

みたいに同じテーマでも、教える人やコンセプトが違えば全く異なる講座になります。

完全にオリジナルなテーマを探すより、既存テーマでの差別化を考える方が現実的です。

まとめ:次のステップへ

自己分析とスキル棚卸しを通じて、オンライン講座のテーマ候補が見つかったでしょうか?

「自分には教えることがない」と思っていた人も、意外とたくさんの可能性があることに気づいたかもしれません。

ただし、テーマが決まっただけでは、まだ講座作成の入り口に立ったにすぎません。

次に重要なのは、そのテーマに本当に市場ニーズがあるのかをきちんと調べることです。

どんなに情熱を注いでも、需要のないテーマでは収益化は困難です。

逆に、適切な市場リサーチを行えば、確実に売れる講座テーマを見つけることができます。

市場リサーチでは、Udemyで売れるジャンルの分析や競合調査の方法を学んで、あなたのテーマ候補が「稼げるテーマ」かどうかをしっかりと検証していきましょう。

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