「Udemy講師って、実際いくらくらい稼げるものなんだろう?」
Udemy講師に興味がある方なら、誰もが気になるこの問いに、できる限り正直にお答えします。
僕はUdemyでベストセラー講座を複数公開し、Udemy Businessにも選出されています。10年以上オンラインビジネスに取り組んできました。
最初に正直な数字を出します。
僕の初コースの売上はたった165ドル(約2万円)でした。 市場リサーチを怠った結果です。
しかし、その失敗から学び、2本目以降のコースでは市場調査を徹底した結果、1つのコースから150万円以上の利益を出せるようになりました。
この記事では、Udemyの収益構造の仕組みから、僕自身のリアルな数字、そして現実的な収入の目安まで、包み隠さずお伝えします。
「Udemy講師は簡単に稼げます」とは言いません。ただ、正しいやり方で取り組めば、十分に価値のある収入源になり得ることは、僕自身の経験が証明しています。
Udemyの収益構造を理解する
収入の話をする前に、Udemyでどうやって収益が発生するのかを正確に把握しておきましょう。ここを理解していないと、数字の意味が分かりません。
3つの収益源
Udemy講師の収益は、大きく3つの経路から発生します。
① Udemyオーガニック販売(講師の取り分:37%)
Udemyのマーケットプレイスで受講生がコースを見つけて購入するパターンです。Udemyが広告を出し、検索結果を最適化し、セールを実施して集客してくれます。講師は何もしなくても売れていきますが、取り分は売上の37%です。
たとえば、コースが2,400円で売れた場合、講師の取り分は約888円です。
② 講師プロモーション販売(講師の取り分:97%)
自分のブログ、SNS、メルマガなどから講師専用のプロモーションリンク経由で販売した場合、取り分は売上の97%になります。2,400円のコースなら約2,328円が講師の収入です。
同じ1件の販売でも、経路によって収入が2.6倍以上違う。これは非常に大きな差です。だから、売上を最大化するには自分でも集客チャネルを持つことが重要になります。
③ Udemy Business(共有プール方式)
企業向けの定額制プラットフォームに自分のコースが採用されると、視聴時間に基づく報酬が発生します。個別の販売額ではなく、全体のプールからの配分です。YouTubeの広告収入のようなイメージですね。
この3つの収益源が並行して発生するのがUdemyの特徴です。
「コースを作って放置」でもオーガニック販売で収益が入り続けるストック型のビジネスモデルです。

Udemyのセールが収益に与える影響
Udemy講師の収入を語る上で避けて通れないのが、Udemyのセール(割引キャンペーン)です。
Udemyは頻繁に大規模なセールを実施します。定価が何千円のコースも、セール中は1,500〜2,400円程度に値下げされることが一般的です。講師側でセールへの参加・不参加を選択できますが、セールに参加しないとUdemyのマーケットプレイスでの露出が減る傾向にあるため、多くの講師がセールに参加しています。
これは良くも悪くもUdemyの特徴です。単価は下がりますが、セール中は購入数が大幅に増えます。僕の経験では、セール期間中にほとんどのコースが売れ、セール外で購入する受講生はほぼいません。
つまり、Udemy講師の収入は「高単価 x 少数」ではなく、「手頃な価格 x 多数」のモデルだと考えてください。
僕のリアルな収益の軌跡
ここからは、具体的な数字を交えてお話しします。
初コース:売上165ドル(約2万円)の失敗
僕の最初のコースの売上は165ドルでした。今の為替で約2万5,000円、当時のレートでは約2万円程度です。
コースの制作には約1ヶ月かかりました。内容自体には自信がありましたが、致命的な問題がありました。市場リサーチをまったくしていなかったのです。
「自分が教えたい内容」だけでテーマを決め、「このテーマにどれだけの需要があるか」「競合はどれだけいるか」を調べずにコースを作ってしまいました。結果、需要の少ないニッチに入ってしまい、コースの内容がどれだけ良くても、そもそも探している人が少なかった。
公開してから1年位以上経ちますが、トータルで165ドル。制作時間に対するリターンとしては、あまりに小さな数字です。
転機:市場リサーチの徹底
この失敗が転機になりました。
「なぜ売れなかったのか」を真剣に分析し、市場リサーチの方法を根本から見直しました。具体的には以下のことを始めました。
- Udemyのマーケットプレイスで同ジャンルのコースの販売数・レビュー数を調べる
- 競合コースのレビューを読み込み、受講生が何に満足し、何に不満を感じているかを把握する
- キーワードの検索ボリュームを調べ、需要の大きさを定量的に確認する
- 自分の強みと市場ニーズが重なるポイントを探す
この「リサーチ → テーマ選定 → 差別化設計」のプロセスを確立してから、コースの成果が目に見えて変わりました。
成功コース:1本で150万円以上
市場リサーチを徹底した上で作った次のコースでは、結果が大きく異なりました。
初月の受講者数は34名になり、その後も月を追うごとに成長。ベストセラーバッジを獲得し、Udemy Businessにも選出されました。最終的に、このコース1本で150万円以上の利益を生み出しています。
165ドルと10,000ドル。この差は才能の差ではありません。市場リサーチをしたかしなかったかの差です。

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Udemy講師の収入レンジ:現実的な目安
「それは滝沢さんの話でしょう。一般的にはどれくらいなの?」と思われるかもしれません。
Udemyは個別の講師の収入を公開していないため、正確な統計データは存在しません。ただし、僕自身の経験、他の講師との交流、そして公開されている情報から、現実的な目安をお伝えできます。
層別の収入イメージ
入門層(コース1〜2本、ベストセラーなし)
- 月額0〜数千円
- この段階は「学習投資」の時期。コース制作のスキルを磨き、市場の反応を見ている段階
- 焦る必要はありません。Udemyはじわじわ大きく育っていくプラットフォームです。
成長層(コース2〜5本、ある程度のレビュー獲得済み)
- 月額数千〜数万円
- コースの数が増え、相互にクロスセルが発生し始める段階
- 受講生のフィードバックを受けてコースを改善し、評価が上がってくる
中堅層(コース5本以上、ベストセラー1本以上)
- 月額数万〜10数万円
- ストック収入としての安定感が出てくる段階
- Udemy Businessに選出されるコースが出てくる可能性もある
上位層(複数のベストセラー、大きなカテゴリでの実績、Udemy Business選出)
- 月額数十万円以上
- ここに到達するには、コースの質、テーマ選定、継続的な更新、そしてある程度の時間が必要
繰り返しますが、これらは「保証される金額」ではなく「目安のレンジ」です。テーマの選び方、コースの質、マーケットのタイミングによって大きく変わります。
収入に影響する主な要因
同じUdemy講師でも収入に大きな差が出ます。その差を生む主な要因は以下です。
① ジャンル(テーマ)の選択
これが最大の要因です。需要が大きく、かつ適切にニッチを絞ったテーマを選べるかどうかで、収入のポテンシャルが決まります。僕の初コースが165ドルで終わったのも、2本目で150万円を超えたのも、テーマ選びの差が最も大きいです。
② コースの品質
音声品質、内容の構成、説明の分かりやすさ。これらが受講生の満足度を左右し、レビュー評価に直結します。高評価のコースはUdemyのアルゴリズムでも上位表示されやすくなるため、販売数の好循環が生まれます。
③ コースの本数
1本だけで大きな収入を得るのは可能ですが、複数のコースがあるほうが収入は安定します。関連テーマでコースを出すと、1つのコースの受講生が別のコースも購入してくれるクロスセルが発生するからです。
④ 自分の集客チャネルの有無
ブログ、SNS、メルマガなどの集客チャネルを持っている場合、講師プロモーション販売(97%の取り分)を増やせます。これは収入に大きく影響します。
ただし、集客チャネルがなくてもUdemyのオーガニック販売だけで収入は発生します。「集客力がないから始められない」ということはありません。
⑤ 継続的なメンテナンス
コースを公開して放置するのか、レビューに応え、内容を更新し、受講生との対話を続けるのか。この差が時間とともに大きくなっていきます。高評価が増えれば新規の受講生をさらに呼び込む循環が生まれます。
現実的なタイムライン:いつから稼げるのか
「すぐに稼げるの?」これも多くの方が知りたいことでしょう。率直にお答えします。
1〜2ヶ月目:コース制作期間
この期間の収入は基本的にゼロです。コースが公開されていない限り、売上は発生しません。
テーマ選定、カリキュラム設計、撮影、編集、Udemyへの公開。すべてを含めて、最初のコースは1〜2ヶ月かかるのが一般的です。副業で取り組む場合は2〜3ヶ月が現実的なペースでしょう。
この期間を「無駄な時間」と捉えるか「投資の時間」と捉えるかで、その後が変わります。特に市場リサーチとカリキュラム設計に時間をかけることは、将来の収益に直結する投資です。
2〜5ヶ月目:最初の収益が発生
コースを公開し、最初の受講生がつき始める時期です。
公開直後に最も大切なのは初期レビューの獲得です。レビューが0件のコースは購入されにくい。知人やSNS、メルマガ読者に無料クーポンを配布して、正直なレビューをお願いすることを強くおすすめします。
この時期の月収は数百円〜数千円が一般的です。「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、ここで挫折しないでください。コースが公開されている限り、24時間365日、あなたの代わりに働いてくれるストック資産が生まれたのです。
またこの時点で評価が良いコースはベストセラーに選出され、多くの新規受講生の目に届くようになります。
5〜12ヶ月目:成長と改善
レビューが増え、Udemyのアルゴリズムでの評価が上がり、徐々に販売数が増えていく時期です。
この時期に大切なのは2つ。1つは既存コースの改善(フィードバック対応、内容更新)。もう1つは2本目以降のコースの制作です。
2本目のコースでは、1本目で得た「コースを完成させる力」と「受講生のフィードバック」を活かせるので、制作の効率も品質も確実に向上します。
1年目以降:ストック収入の蓄積
コースの数と質が蓄積されるにつれて、月々の収入が安定してきます。すべてのコースが毎月少しずつ売れることで、合計としてまとまった金額になっていくのです。
ここまで来ると、「コースを1本作る → 収入源が1つ増える → また1本作る → さらに増える」というサイクルが回り始めます。
正直に言っておきたいこと:これは「簡単に稼げる」話ではない
ここまで読んで、「1本150万円」という数字に惹かれている方もいるかもしれません。ただ、誤解がないように正直にお伝えします。
Udemy講師は「簡単に、すぐに、誰でも大金が稼げる」ビジネスではありません。
僕が150万円を1本のコースから稼げたのは、その前に165ドルの失敗があり、市場リサーチを徹底的に学び直し、コース設計と品質にこだわった結果です。最初のコースから同じ結果が出たわけではありません。
また、Udemyの収益は即効性がありません。コースを作ってから収益が安定するまでに、3ヶ月から半年はかかると思っておいてください。「来月すぐに何十万円稼ぎたい」という方には向いていません。
一方で、以下に当てはまる方にとっては、Udemy講師は非常に良い選択肢です。
- 自分の知識やスキルを「ストック資産」として形にしたい方
- 短期的な収益よりも、長期的に積み上がる収入を作りたい方
- 「教えること」自体にやりがいを感じる方
- 本業を持ちながら、副業として着実に収入源を増やしたい方
僕が受講生として300以上のUdemy講座を購入してきたのは、「人の知識から学ぶこと」に価値を感じているからです。そして自分がコースを作る側になって思うのは、「誰かの学びに貢献できる」こと自体が、収入以上の報酬だということです。
もちろん、収入は大切です。ストック型の収益が毎月入ってくる安定感は、精神的にも大きな支えになります。ただ、お金だけを目的にすると、コース作りが「作業」になり、品質が下がり、結果的に稼げなくなる。そういうケースを何度も見てきました。
収入を最大化するための具体的なアクション
最後に、Udemy講師としての収入を最大化するために、僕が実践してきたことを5つ共有します。
① 市場リサーチに最も時間をかける
何度も繰り返していますが、テーマ選びが収入の8割を決めます。コース制作全体の時間のうち、20〜30%を市場リサーチに充てても惜しくありません。まずはUdemyにどんなテーマのコースがあるのか、全て見てやるぞってくらいの気持ちで徹底的にリサーチしてみることをお勧めします。
② コースの品質、特に音声にこだわる
受講生は「この講師のコースは分かりやすい」と思ったら、次のコースも買ってくれます。品質への投資は、長期的な収益に直結します。特に音声品質は妥協しないでください。

③ 関連テーマでコースを増やす
1つのテーマで入門・中級・応用とシリーズ化するのが効率的です。受講生の「もっと学びたい」に応えられますし、クロスセルが自然に発生します。もちろん1本の大規模コースにまとめて、そのカテゴリで最強のコースに作り込むのも自由です。
④ 自分の集客チャネルを育てる
講師プロモーション経由(97%の取り分)を増やすために、ブログ、メルマガ、SNSなどの自分のメディアを持つことは大きなアドバンテージです。すぐには効果が出なくても、1年、2年と続けることで大きな差になります。
⑤ レビューとフィードバックを宝物として扱う
受講生のレビューは、コースを改善するための最良のデータです。特にネガティブなフィードバックは、改善すれば評価が上がり、販売数が増えるという直接的なリターンにつながります。
まとめ:Udemy講師の収入は「正しいやり方 x 継続」で決まる
この記事の内容を振り返ります。
収益構造はオーガニック販売(37%)、講師プロモーション(97%)、Udemy Business(共有プール)の3本柱です。基本的にはUdemyが勝手に販売してくれるので、そこにプラスして自分の集客チャネルがあると売上は数倍になります。
僕の初コースは165ドル(約2万5000円)でしたが、市場リサーチを徹底したことで 1コースで150万円以上の売上になるものも出てきました。これはストック収益なのでまだまだ伸びていきます。
現実的なタイムラインとしてはコース制作に1〜2ヶ月、初収益まで2〜5ヶ月、安定まで5〜12ヶ月。即金ですぐ稼げるわけではないですが、完成すれば強力なストック収益が見込めます。
売上を大きく左右するのはジャンル選び、コースの品質、コースの本数、自分の集客チャネル、継続的なメンテナンスです。評価が上がれば上がるほど新規の受講生も増えるので、コツコツと改善していくことが大事です。
正直、いますぐ簡単に稼げる話ではありません。しかし、正しいやり方で取り組めば、長期的に積み上がるストック収入になります。
僕は10年以上、オンラインビジネスに取り組んできました。その中でUdemyは、「知識をストック資産に変える」最も効率的な方法の一つだと実感しています。他のどのスキル販売プラットフォームと比べても、集客力が段違いです。
大切なのは、最初の一歩を踏み出すこと。そして、すぐに結果が出なくても続けること。僕も売上165ドルの初コースを出していなければ、150万円のコースも生まれていませんでした。
次のステップ
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