Udemy vs 自社プラットフォーム|オンライン講師が知るべき使い分け戦略

「Udemyで出すべきか、自社プラットフォームで出すべきか?」

オンラインコースを作ろうとする人なら、一度はぶつかる問いだと思います。

僕自身、Udemy講師としてベストセラーを複数獲得し、Udemy Businessにも選出される一方で、自社プラットフォームでも高単価のコースやコンサルティングを提供しています。

先に結論を言います。答えは「どちらか一方」ではなく「両方」です。

Udemyは集客の入口として使い、自社プラットフォームは収益を最大化する場所として使う。

この2つを組み合わせたセールスファネルこそが、オンライン講師として安定的に稼ぐための最強の戦略だと、僕は10年以上の経験から確信しています。

この記事では、Udemyと自社プラットフォームの違いを徹底的に比較した上で、僕が実際に使っている「Udemyを入口にしたセールスファネル」の具体的な仕組みをお伝えします。

目次

Udemyと自社プラットフォームの根本的な違い

まず、両者の性質の違いを正確に理解しておきましょう。

ここを曖昧にしたまま比較しても、正しい判断はできません。

Udemy=マーケットプレイス

Udemyは、Amazonのようなマーケットプレイスです。

膨大な数の受講生がすでにプラットフォーム上にいて、コースを探しています。

講師側は集客をUdemyに任せられる代わりに、価格設定やブランディングの自由度は制限されます。

自社プラットフォーム=自分の店

Teachable、Thinkific、UTAGEなどの自社プラットフォームは、自分だけのオンラインスクールを構築するツールです。

価格も、デザインも、顧客との関係性も、すべて自分でコントロールできます。

その代わり、集客は100%自力で行う必要があります。

Udemyと自社プラットフォームの比較

項目Udemy自社プラットフォーム
集客Udemyが集客してくれる自力で集客が必要
価格設定Udemyのセールに左右される完全に自由(高単価も可能)
ブランディングUdemyのブランド内自分のブランドで展開
手数料/コスト販売手数料が高め月額固定費+決済手数料のみ
顧客データ受講生の簡易的なデータのみ完全に自分で管理
始めやすさ非常に簡単初期設定に時間がかかる
収益の上限セール価格に制約される上限なし

この表を見て「自社プラットフォームのほうが良さそう」と思った方もいるかもしれません。

しかし、自社プラットフォームには決定的な弱点があります。それは「集客」です。

どれだけ素晴らしいコースを作っても、誰にも知られなければ1本も売れません。

そして、ゼロから安定して集客し続けるのはそれなりの労力も必要です。

Udemyのメリット・デメリット

メリット

① 集客をUdemyが担ってくれる

これがUdemy最大の強みです。Udemyには世界中で7,500万人以上の受講生がいます。

自分で広告を出したり、SNSを運用したりしなくても、コースを公開すればUdemyのマーケットプレイス上で見つけてもらえる可能性があります。

② プラットフォームの信頼性

「Udemyで講師をしています」というだけで、ある程度の信頼性が担保されます。

無名の個人サイトで販売するよりも、購入のハードルが低いのです。

③ Udemy Businessによる法人収益

コースがUdemy Businessに選出されると、企業の従業員が研修として受講してくれます。

個人販売とは別の収益源が加わるため、収入の安定性が増します。

Udemy Businessの仕組み

④ Udemy内のSEO効果

Udemy内の検索で上位表示されると、継続的に受講生が集まります。

一度ポジションを確立すれば、ストック型の収益が長期間にわたって発生します。

デメリット

① 価格のコントロールができない

Udemyは頻繁にセールを実施し、コースの価格が大幅に割引されます。

定価を高く設定しても、セール時には1,500〜2,400円程度で販売されることがほとんどなので、高単価での販売は事実上不可能です。

② 顧客リストがそのまま手に入るわけではない

Udemyは受講生のメールアドレスを取得できません。(お知らせメール等は送れるが審査あり)

つまり、受講生と直接的な関係を構築する手段が限られます。これは長期的なビジネスの観点からは大きな制約です。

③ プラットフォーム依存のリスク

Udemyのルール変更や手数料の改定など、自分ではコントロールできないリスクがあります。

すべての収益をUdemyだけに依存するのは危険です。

プロモーションとクーポン戦略

自社プラットフォームのメリット・デメリット

メリット

① 価格を自由に設定できる

これが最大のメリットです。

自社プラットフォームなら、3万円、5万円、10万円以上のコースも販売できます。

僕自身、自社プラットフォームでは数万〜数十万円の講座を提供していますが、Udemyのセール価格とは比較にならない収益を1件あたりから得ています。

② 顧客データを完全に管理できる

メールアドレス、購入履歴、行動データ。これらをすべて自分で保有できます。

これがあれば、メルマガで継続的に関係を構築し、新しいコースやサービスを案内できます。

③ ブランドを自分で構築できる

自社プラットフォームは、あなた自身のブランドの一部です。

デザイン、メッセージ、世界観をすべてコントロールできるため、「この講師から学びたい」というファンを育てることができます。

④ 高単価商品やサービスを展開できる

コースだけでなく、グループコンサルティング、コミュニティ、1対1のコーチングなど、多様な収益モデルを組み合わせることが可能です。

デメリット

① 集客がすべて自力

これが最大のハードルです。Udemyのようにプラットフォームが受講生を連れてきてくれることはありません。

ブログ、SNS、広告、メルマガなど、自分で集客の仕組みを作る必要があります。

② 初期コストがかかる

月額費用がランニングコストとしてかかります。

大体月額で1〜2万円程度が目安です。売上がゼロでも固定費は発生し続けます。

③ 技術的なハードルがある

ランディングページの作成、決済設定、メール配信の連携など、初期設定にはある程度の技術的な知識が求められます。

主な自社プラットフォームの選択肢

簡潔に紹介します。

  • Teachable: コスパが良く、日本人講師にも人気。コース販売に特化しており、始めやすい
  • Kajabi: オールインワン型で、コース販売からメルマガ、ファネル構築まで1つで完結。月額は高いが機能は充実
  • Thinkific: 無料プランあり。シンプルな構造でコースを始めやすい
  • Systeme.io: 無料プランあり。コース販売、コミュニティ機能、エバーグリーンなど充実
  • UTAGE: 基本的な機能やテンプレも用意。日本でデジタル商材を扱う人に人気がある

どれを選ぶかは重要ですが、この記事で伝えたいのは「いつ、どう使い分けるか」という戦略の部分です。

オンライン講師として収益を最大化したい方へ

Udemyと自社プラットフォームを組み合わせたセールスファネルの全体像を理解するには、まず「知識を収益に変える」仕組みを知ることが出発点です。無料の特典セットでは、その基本戦略をお伝えしています。

最強の戦略はUdemyを「入口」にしたセールスファネル

ここが、この記事で最も伝えたいことです。

Udemyか自社プラットフォームかという二択ではなく、Udemyを集客装置として使い、自社プラットフォームで収益を最大化するというファネル型の戦略が、オンライン講師にとっての最適解だと僕は考えています。

僕が実際に運用しているセールスファネルの流れを説明します。

Step 1:Udemyで低価格コースを公開する(集客装置)

Udemyに質の高いコースを出します。

セールで1,500〜2,400円程度になりますが、ここでの目的は「利益の最大化」ではありません。
できるだけ多くの受講生に、自分の教え方と価値を体験してもらうことが目的です。

Udemyの集客力を活用して、自己集客では出会えなかった人たちにリーチします。

Step 2:ボーナスレクチャーで受講生と繋がりを持つ

Udemyにはコースの最後に「ボーナスレクチャー」を設置できる仕組みがあります。

ここではメルマガ登録やLINE登録、アフィリエイト、自社商品の宣伝などが許可されています。

これこそUdemyの「顧客リストが取れない」というデメリットを補う唯一の方法です。

ボーナスレクチャーを通じて、Udemyの受講生と繋がりを持つ事が可能です。

Step 3:受講生との関係を構築する

繋がりを持ったからと言って、すぐに何かを売り込んだりしません。
まずは有益な情報を届け、信頼関係を深めます。

受講生はすでにUdemyであなたのコースを受講しているので、「この人の情報は役に立つ」という前提ができています。

この関係構築のフェーズが、後の高単価商品の販売率を大きく左右します。

Step 4:自社プラットフォームの高単価商品へ案内

十分に信頼関係が築けた段階で、自社プラットフォームで提供する高単価のコース、グループコンサル、個別コーチングなどを案内します。もしくはコースに関連のある商材のアフィリエイトも効果的です。

Udemyでは2,400円だったコースの受講生が、数万円の講座を購入してくれる。

これがセールスファネルの力です。

ファネルの有無で売上は10倍近く変わる

Udemyの売上のみだとセールの時期や年末年始などに収益が偏りがちです。

Udemyからの安定した集客をベースに、自社プラットフォームで高単価の収益を積み上げるという二層構造ができれば売上を10倍にすることだって可能です。

重要なのは、Udemyを「安く売らされている場所」と捉えるのではなく、「お金をかけずに見込み客を集められる場所」と捉え直すことです。

この発想の転換ができるかどうかで、オンライン講師としての収益構造がまったく変わります。

どのタイミングで自社プラットフォームを始めるべきか

「じゃあ今すぐ自社プラットフォームも始めるべき?」と思うかもしれませんが、焦る必要はありません。

まずはUdemyで実績を作る

自社プラットフォームで成功するには、「この講師から学びたい」と思ってもらえる信頼と実績が不可欠です。

それを最も効率的に作れるのがUdemyです。

まだUdemyでコースを出していない段階で自社プラットフォームを構築しても、そこに人は来ません。
月額の固定費だけが出ていく状態になります。

自社プラットフォームを検討する目安

以下の条件がいくつか揃ったら、自社プラットフォームの導入を具体的に検討する時期です。

  • Udemyでの受講生が累計500名以上になった
  • メルマガの登録者が100名以上に達した
  • Udemyにコースを3本以上公開している
  • 受講生から「もっと深く学びたい」「個別に相談したい」という声が届くようになった

これらは絶対的な基準ではありませんが、Udemyが育ちつつ自社プラットフォームの準備をしても良いなという目安です。

少なくとも、Udemyで「この講師の教え方は分かりやすい」と認知されてからでないと、自社プラットフォームに誘導しても購入にはつながりにくいでしょう。

よくある質問

Udemyと自社プラットフォームで同じ内容のコースを出してもいいですか?

技術的には可能ですが、おすすめしません。

Udemyには「入門〜中級」の内容を出し、自社プラットフォームには「上級・応用・実践」の内容を出す、という差別化をすることで、ファネルとして自然な流れが生まれます。

Udemyで基礎を学んだ人が「もっと深く学びたい」と思って自社の上位コースに進む、という設計です。

自社プラットフォームはどれを選べばいいですか?

最初は無料プランのあるプラットフォームから始め、売上が発生し始めたら切り替えるのがコスパも良いです。

どのプラットフォームを選ぶかよりも、「集客の仕組みができているか」のほうがはるかに重要です。

Udemyだけで十分稼げるなら、自社プラットフォームは不要では?

Udemyだけでもストック収入は得られます。ただし、Udemyのセール価格に縛られるため、収益には上限があります。

また、プラットフォーム依存のリスクもあります。自社プラットフォームを持つことで、収益の上限を外し、ビジネスの安定性を高めることができます。

将来的な選択肢を広げるためにも、自社への移行は検討する価値があります。

自社プラットフォームの集客はどうすればいいですか?

この記事で説明したとおり、Udemyのボーナスレクチャーから誘導するのが最も効率的な方法です。

それに加えて、ブログでのSEO集客、SNSでの情報発信、YouTubeでの動画公開などを組み合わせると、集客チャネルが多角化されます。ただし、最初からすべてを同時にやる必要はありません。

まずはUdemy→メルマガ→自社プラットフォームのファネルを1本確立することに集中してください。

まとめ:Udemyと自社プラットフォームは「対立」ではなく「連携」

この記事の要点を整理します。

Udemyの強みは圧倒的な集客力、始めやすさ、プラットフォームの信頼性です。
ただし、価格と顧客情報のコントロールは制限されるので、ボーナスレクチャーを上手く活用することが売上を最大化するための秘訣です。

一方、自社プラットフォームであれば、価格の自由、顧客データの保有、ブランド構築、高単価商品の展開ができます。ただし、集客は自力でやる必要があるため、安定した集客源が必要不可欠になります。

双方の良い所を取るための最適な戦略としては、Udemyを「集客の入口」、自社プラットフォームを「収益の最大化」の場として組み合わせるセールスファネルを持つことです。

まずはUdemyで実績を作り、受講生と顧客リストが一定数に達してから自社プラットフォームを導入していきましょう。

「Udemyか自社か」ではなく、「Udemyから自社へ」という流れを作ること。

これが、オンライン講師として長期的に安定した収益を築くための戦略です。

Udemyは、未来の高単価顧客と出会うための場所。
そう捉えると、セールで1,500円で売れることさえ、ビジネス全体で見れば圧倒的にプラスなのです。

まずは最初の一歩として、Udemyでコースを1本公開するところから始めてみてください。

次のステップ

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