ブルーオーシャンが儲かるという幻想

この記事はPodcastの書き起こしです

こんにちは、滝沢直人です。

今日はビジネスを始める時によく探しがちなブルーオーシャンについて話そうと思います。

間違えると結構悲惨な結果になってしまうこともあるので、本当に自分が狙うべき市場ってどこなのかを間違えないためにも、ぜひ最後まで聴いていただければと思います。

特にこれから新しくビジネスを立ち上げようと思っている方だったり、斬新で新しいことをしたいっていう方にとっては大事な話になります。

目次

ブルーオーシャン戦略とは?

そもそもの話からしていくんですけど、ブルーオーシャンっていうのは、今までになかった領域にマーケットを作って価値を作っていく戦略です。

もっと簡単に一言でいうと「ライバルがいない市場」のことです。

最近で言うとOpen AIの生成言語の領域とかがそうですよね。

彼らが言語AIのマーケットを一気に作り上げてから、有象無象のサービスが毎日のようにリリースされました。

そんな中でもやっぱりOpenAIがトップに君臨し続けてます。

これが分かりやすいブルーオーシャンで市場を作り上げた例かなと思います。

そして反対に既に成熟しているマーケットはレッドオーシャンと呼ばれます。

マーケット自体は出来上がっていて、経済圏もできているけど、その分ライバルが多いっていう感じです。

例えば全国のコンビニの数よりも、美容院の数の方が多いっていうのはわりと有名な話です。

そういうライバルの数がめちゃくちゃ多いところで勝負するには、それなりの勝算を持っていないと勝てないわけです。

こういう話をすると、大抵の人はライバルがいないブルーオーシャンのマーケットを必死に探し始めます。

ライバルがいないのには必ず理由がある

世の中には色んな天才とか、お金儲けが死ぬほど好きな人がいるのに、なぜ参入してないのかを考えるべきなんですよ。

そんなに美味しい市場があるのに、一個人がちょっと思い付いてシェアを取れるほど甘くはないです。

ライバルがいないのには色々な理由があるって考えるべきで、もしかしたら全然ニーズがなかったりとか、既に何十人、何百人が挑戦したけど失敗してきたマーケットかもしれないわけです。

綺麗な海に見えるけど、海底を覗いてみたら屍だらけだったみたいな。

ブルーオーシャンってすごく可能性が見えたとしても、そういう裏側までしっかり見てから判断する必要があります。

僕は個人とか小規模で事業をやるのであれば、最低でも売れているライバルがいる市場を選定するようにしています。

あえてライバルがいる所を選ぶ理由は、確実にニーズがあるって判断できるし、少なくとも一つの成功事例が出来上がっているからリサーチもモデリングもしやすいからです。

特にこれからビジネスを始めて立ち上げるって方は、完全に未知の領域のブルーオーシャンを探し当てるっていう戦略ではなく、既にある程度出来上がっているマーケットで、成功確率の高い挑戦するっていうのがリスクを抑えて起業できる選択肢になるはずです。

ということで、今回は起業する時のマーケット選びとして「ブルーオーシャン」の可能性とリスクについて話してみました。

ライバルのいない自分だけのマーケット探しに時間を費やしていたっていう方は、一つ新たな視点を持てるきっかけになれば幸いです。

では、本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。

それでは、また!

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