ビジネスを拡大するタイミング:成長戦略と賢い資金管理

この記事はPodcastの書き起こしです

こんにちは、滝沢直人です。

5月も中盤に差し掛かってきましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

今月は「ビジネス、起業」をテーマにお届けしています。

1週目は「10年間ビジネスを続けてきて学んだこと」、2週目は「最初の起業で意識すべきこと」として、小さく始める重要性についてお話ししました。

今回は、そのビジネスを次のステージに進めるための「ビジネスをスケールさせる方法:成長戦略と賢い資金管理」というテーマでお話しします。

小さく始めたビジネスを、どうやって大きく育てていくのか。

そして、その過程で資金をどう管理し、どこに使うべきなのか。

これらのポイントを今日は3つに分けてお伝えしていきます。

目次

ビジネスをスケールさせるタイミング

まず最初に、「ビジネスをスケールさせるタイミング」について考えてみましょう。

よくあるのが、「もっと早く大きくすればよかった」または「拡大しすぎて失敗した」というケースです。

では、どのタイミングでビジネスを拡大すべきなのでしょうか?

僕が考える基準は主に3つあります。

収益の持続可能性

1つ目は、「安定した収益が出ているか」です。

最低でも3〜6ヶ月くらいは、安定して利益が出ている状態であるべきだなと思います。

一時的なブームやトレンドによる売上ではなく、持続可能なモデルが確立できているかどうかを確認しましょう。

十分な顧客満足度

2つ目は、「顧客からの評価が高いか」です。

リピート率が高い、口コミが増えている、顧客満足度が高いなど、提供している商品やサービスが市場で確かな評価を得ていることが重要です。

満足度が低いけど売り上げが伸びている状態って不健全なので、拡大すると余計なリスクに見舞われることがあります。

まずは商品だったりサービスの満足度を高めていきましょう。

自身のゆとり

3つ目は、「自分自身の余裕があるか」です。

資金的な余裕はもちろん、時間的・精神的な余裕も必要です。

全てのリソースをギリギリまで使い切っている状態でスケールしようとすると、想定外の事態に対応できなくなります。

個人的な意見ではあるんですけど、この3つの条件が揃った時が「スケールするタイミング」だと考えてます。

実際に僕も、数年前にオンラインサロンを運営し始めた頃は、コンテンツとかサービスの質を向上させることに集中していました。

顧客の評価が十分に高まり、運営にも余裕が出てきたタイミングで、アフィリエイターを増やしたり、広告出したりしたわけです。

何故かというと、昔販売していた商品の中に、売り上げがめちゃくちゃ良かったけど評価が微妙だったことがあるからなんですよ。

個人的にはかなり力入れて作ったんですけど、顧客のニーズとズレがあったケースですね。

早すぎるスケールは失敗のリスクを高め、遅すぎるスケールは機会損失につながります。この見極めが非常に重要なんですね。

初期段階で意識すべき資金管理の原則

では次に、「賢い資金管理の原則」についてお話しします。

ビジネスが軌道に乗り始めると、「どこにお金を使うべきか」という悩みが出てきます。

僕が大切にしている原則は、次の3つです。

ビジネスと私生活の資金を分ける

1つ目は、「ビジネス資金と個人の生活費を明確に分ける」ということです。

これは本当に基本中の基本ですが、意外と守れていない人も多いんですよね。

複数の銀行口座を作るなどして、完全に分けることで、ビジネスの実態が見えやすくなります。

投資と経費の視点を持つ

2つ目は、「支出を『投資』と『経費』に分類する」ということです。

投資とは、将来のリターンを生み出すためのお金の使い方です。

例えば、自分の知識とかスキルアップのためとか、マーケティング、人材採用みたいな部分ですね。

一方、経費は単純に事業を維持するために必要な支出です。

オンラインビジネスの場合は、サービス利用料とか、外注費とかがメインですかね。

当然ですが、投資にお金を使う比率を高めることで、ビジネスは成長しやすくなります。

キャッシュフローを常に把握する

3つ目は、「キャッシュフローを常に把握する」ということです。

オンラインビジネスって利益率がかなり高いので、お金の使い方とか動きに鈍感になる人も意外といます。

しかも入金ペースもかなり早いので、どうせ稼げるからってバンバン使うような人たくさんみてきました。

結果的に売り上げ落ちた時に余裕なくなるみたいなケースも見てきたので、ちゃんとキャッシュフローは把握しながら賢く使っていきましょう。

全部シンプルな内容なんですけど、これだけでも賢く成長していくことができると思います。

ビジネスを成長させるために優先すべき投資先

最後に、「成長のために優先すべき投資先」についてお話しします。

スケールする際に、どこにお金を使うべきなのか。

これは事業によって異なりますが、一般的に効果が高い投資先を3つご紹介します。

マーケティングとセールス

1つ目は、「マーケティングとセールス」です。

マーケティング予算を増やすことは直接的な売上増加につながります。

これもいきなり使うんじゃなく、ちゃんとテストしながら進めていくべきです。

広告予算をまずは小さく始めて、色んなクリエイティブで反応をチェックして、勝ち筋ができたら予算を増やすイメージですね。

アフィリエイターの募集も同じような感じです。

自動化とシステム化(仕組み作り)

2つ目は、「自動化とシステム化」です。

ビジネスが大きくなると、自分一人では対応できない部分が出てきます。

そこで業務を自動化したり、システム化することで、スケールしても品質を維持できるようになります。

例えば、集客から販売までを自動化してみたり、顧客サポートをチャットbotで作ってみたりという感じですね。

僕は基本的に販売までを自動化しつつ、自分はコンテンツ作りとか顧客満足を高める活動に集中できるように常に意識しています。

人への投資(スタッフ、外注)

3つ目は、「人への投資」です。

自分一人でできることにはどうしても限界があります。

だから人の力を借りるっていうのも成長させるためには必要なフェーズです。

まずはフリーランスの方の力を借りるとか、そういう部分から小さなチーム作りをしてみるのがおすすめです。

僕も最初は全て一人でやってたんですけど、デザインとか編集みたいな専門的なスキルが必要な部分から少しずつ外注し始めました。

これにより自分は本来の強みを活かせる部分に集中できるようになり、全体の生産性が大きく向上しました。

本日のまとめ

さて、今日は「ビジネスをスケールさせる方法」というテーマでお話ししました。

1つ目は、「スケールさせるタイミングの見極め方」。 安定した収益、高い顧客評価、そして自分自身の余裕が重要であるというお話でした。

2つ目は、「賢い資金管理の原則」。 ビジネスと個人のお金を分ける、支出を投資と経費に分類する、そしてキャッシュフローを常に把握するという3つの原則についてお話ししました。

3つ目は、「成長のために優先すべき投資先」。 マーケティングとセールス、自動化とシステム化、そして人へ任せることの重要性についてお話ししました。

ビジネスをスケールさせる過程では、様々な判断が必要になります。

どのタイミングで、どこにお金を使い、どう資金を管理するか。

これらの判断がビジネスの未来を大きく左右します。

今回お話しした内容は、あくまで僕が個人的に実践してきた原則です。

あなたのビジネスに合った形で応用していただければと思います。

次回は、「持続可能なビジネスモデルの構築:長期的な成功の秘訣」について話していく予定です。

ビジネスを長く続けていくために必要な要素や、10年先を見据えたビジネス設計についてお話しします。

今回も最後までお聞きいただき、ありがとうございました。

それでは、また来週お会いしましょう!

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