この記事はPodcastの書き起こしです
こんにちは、滝沢直人です。
7月最終週ということで、今月のテーマ「自動化とシステム構築」のまとめの回をお届けします。
今日のテーマは「自動化の本質と自分に合ったアプローチの見つけ方」です。
この3週間で自動化の必要性、具体的なツール活用法、そして収益を生み続けるシステムの作り方についてお話ししてきました。
今日は、これまでの内容を整理して、自分に合った自動化のアプローチを見つけられるようにお話ししていきます。
3週間で伝えた自動化の本質
まず、この3週間で僕が一番伝えたかった自動化の本質について整理します。
自動化は手段であって目的ではない
これは本当に重要なポイントです。
自動化ツールを導入することが目標になってしまう人がいるんですが、それは本末転倒なんですね。
自動化の本当の目的は何かというと、あなたがより価値の高い仕事に集中できる環境を作ることです。
例えば、メール配信を自動化するのは、メール配信という作業から解放されて、より良いコンテンツを作ったり、お客様と直接コミュニケーションを取ったりする時間を作るためです。
ツールを使うこと自体が目的になってしまうと、かえって効率が悪くなってしまうことも多いんです。
時間を作るための自動化から、価値を生み出す自動化へ
最初の自動化は「時間を節約する」ことから始まります。
これは当然のことで、日々の繰り返し作業を自動化することで、物理的な時間を作り出すことができます。
でも、自動化が進んでくると、次の段階に進むことができるんです。
それが「価値を生み出す自動化」です。
例えば、僕が現在使っているセールスファネルは、単に時間を節約するだけじゃなくて、僕が寝ている間でも価値を提供し続けて、収益を生み出してくれています。
これは「時間の節約」を超えた、「価値の創造」なんですね。
システムは作って終わりではなく、育てていくもの
自動化システムというのは、一度作ったら永遠に動き続けるものではありません。
時代の変化、お客様のニーズの変化、市場の変化に合わせて、常に改善し続けていく必要があります。
実際に僕も、数年前に作った仕組みも定期的に見直して、メンテナンスを続けています。
(とは言え、年に1〜2回程度で済むことばかりですが、、、)
開封率が下がったらメールの件名を変えたり、成約率が下がったらオファーの内容を調整したり。
システムを「育てていく」という感覚が大切です。
自動化のアプローチは人それぞれ
ここからは、自動化のアプローチについてお話しします。
これまでの配信では、主にツールを使った自動化についてお話ししてきましたが、実は自動化のアプローチはそれだけではありません。
ツール中心:効率化ツールを駆使するアプローチ
まず、僕がこれまでお話ししてきたのがこのアプローチです。
MyASPやZapier、system.io、Notionなどのツールを使って、できるだけ多くの作業を自動化していく方法ですね。
このアプローチの良いところは:
- 一度設定すれば24時間365日動き続ける
- 人的コストがかからない
- スケールしやすい
反面、ツールの学習コストがかかったり、設定に時間がかかったりするデメリットもあります。
(英語が苦手な方だと不便に感じるかもしれません)
システム構築:仕組みから設計するアプローチ
次に、システム構築のアプローチがあります。
これは、ツールありきではなくて、まず理想的な顧客体験や業務フローを設計して、それを実現するためのシステムを構築していくアプローチです。
例えば、「お客様にはこんな順番で価値を提供したい」「こんなタイミングでこんなコミュニケーションを取りたい」というのを先に決めて、それを実現するツールや仕組みを後から選ぶ方法です。
・既存ツールでは実現できない
・ツールやシステムを自作できる
という場合は検討してみると良いかもしれません。
最近は簡易的なツールなら生成AIで自作できますし、頭の中のイメージを実現しやすくなってきています。
このアプローチは、より戦略的で、お客様の満足度も高くなりやすいですが、設計力が必要になります。
人材活用:チームや外注を使った「人による自動化」
そして、3つ目が人材活用のアプローチです。
これは、ツールによる自動化ではなくて、人の力を使った自動化です。
例えば:
- SNS投稿を外注ライターにお願いする
- 顧客対応を専門スタッフに任せる
- コンテンツ制作をチームで分担する
これも立派な「自動化」のアプローチです。
組織運営が好きなら、チーム作りも立派な自動化の選択肢
特に、組織運営やマネジメントが好きな人にとって、チーム作りは非常に有効な自動化のアプローチです。
僕の友人でも、ツールによる自動化よりも、優秀なチームを作ることで事業を自動化している人がたくさんいます。
- 人材採用のスキル
- チームマネジメントのスキル
- 業務フローの標準化
これらを駆使して、自分がいなくても回る組織を作っています。
大事なのは自分に合ったやり方を見つけること
ここで重要なのは、「どのアプローチが正しい」ということではありません。
あなたの性格、スキル、リソースに合ったアプローチを選ぶことが大切です。
例えば:
- ツールの学習が好きで、一人で集中して作業するのが得意な人は、ツール中心派が向いています
- 戦略的に考えるのが好きで、お客様の体験を重視したい人は、システム構築派が向いています
- 人とのコミュニケーションが得意で、チームワークを大切にしたい人は、人材活用派が向いています
自分の強みを活かせるアプローチを選ぶことで、楽しみながら続けられますし、自動化の成功確率も高くなるはずです。
あなたに合ったアプローチの見つけ方
では、どうやって自分に合ったアプローチを見つければよいのでしょうか。
まずは現状を整理する
最初にやるべきことは、現状の整理です。
- 今、どんな作業に時間を取られているか
- その作業の中で、最も負担に感じているものは何か
- 自分が得意なこと、苦手なことは何か
これらを整理することで、どのアプローチが自分に合っているかが見えてきます。
小さく始めて経験を積む
そして、いきなり大きなシステムを作ろうとせず、小さく始めることが大切です。
例えば:
- ツール中心派なら、まずは一つのツールでメール配信だけ自動化してみる
- 人材活用派なら、一つの作業だけ外注してみる
小さく始めることで、自分に合っているかどうかを確認できますし、失敗してもダメージが少なくて済みます。
複数のアプローチを組み合わせる
そして、最終的には複数のアプローチを組み合わせることも可能です。
例えば、メール配信はツールで自動化して、コンテンツ制作はチームで分担するという感じです。
僕自身も、ツールによる自動化だけでなく、部分的に人の力を借りてます。
自分の中でロードマップみたいなものを描いて、少しずつ自動化していけるとベストかなと思います。
次回の配信について
最後に、来月からの配信について告知しておきます。
来月は一旦このポッドキャストをお休みさせていただいて、新コンセプトの番組の準備をしようと思っています。
今までメルマガで頂いたような声を取り入れながら調整していく予定です。
もっとオンラインビジネスや講座販売の戦略について深掘りするような番組としてお届けしますので、楽しみにしていてください。
本日も最後まで聞いていただき、ありがとうございました。
また次回のエピソードでお会いしましょう!